
| ツアータイトル | 「(仮)神鍋高原で限界チャレンジ!サステナブルを極めるツアー」デモ版 |
| ツアーの目的 | 旅程全体を通じて、サステナブルな移動・宿泊・食(プラントベース)・エネルギー需給を実現し、環境負荷をゼロに近づけるよう下げつつ、参加者が快適に楽しく過ごしながらもサステナブルな学びを得られ、かつ、日高神鍋高原地域のカーボンニュートラルとネイチャーポジティブの実現に貢献し、サステナブル観光を通じた地域振興につながることを目的とした、挑戦的なツアーの実施。参加者にとっては、楽しむだけではなく、サステナビリティを極めるために、ともに知恵を出し、体を動かし、自らが担い手になることにより、参加意義を感じられる機会となる。 |
| デモ版開催の日程 | 2024年10月23日(水)〜25日(金)2泊3日 ◆小雨決行、荒天中止(中止の場合:18日に決定予定) ◆1泊だけの参加をご希望の場合は、23-24日、24-25日のどちらの参加になるかをご記入ください。 |
| 時間/集合場所 | ◎集合時間 10月23日(水) ①JR江原駅 9:33着(特急 きのさき1号 鳥取行) ②コウノトリ但馬空港 9:35着(JAL2321便 伊丹9:00→但馬9:35) ◎主なプログラム ・スキー場視察 ・アグリの森にて 「サステナ未来の森」で竹林伐採の体験 ・コウノトリの郷公園の見学 ・わさび農園の見学 ・断熱改修の現状視察 ・神鍋高原地域のサステナビリティへの取り組みと課題の紹介 ・気候変動のトレンドについての講演 ・(デモ版)ツアーへのフィードバックとサステナビリティ観光の課題と解決策の討議 ◎解散時間 10月25日(金) ③JR江原駅 11:51発(特急こうのとり14号 新大阪行き) ④JR城崎駅 17:17発(特急はまかぜ6号 姫路経由大阪行き) ⑤コウノトリ但馬空港 18:00発(JAL2326便 但馬18:00→伊丹18:40) |
| 旅行代金 | 31,000円/人(総額61,000円、うち補助金30,000円) ※集合場所までの交通費は各自でご負担をお願いします。 |
| 募集人数 | 定員 18名(最少催行人数:9人) |
| 専門家モニターのみなさまへのお願い事項 | ・サステナブルツアーの目指すべきところを見据え、実際に体験しながらフィードバックをし、プランの改善への貢献 ・サステナビリティに資する旅の準備 ・動きやすい服装等汚れてもよい靴・雨具、飲み物、その他各自の必要物 ・プラスチック製品の持ち込み・購入なし ・ゴミを出さないようにする心持 ・移動のCO2排出を減らす旅程の検討 ・化学物質による人工的な香りの強い化粧品・柔軟剤などを使用しない |
| その他 | ※プラン内容は予告なく変更になる場合があります。ご了承ください。 ※デモ版ツアーのため、写真・動画撮影、アンケートにご協力ください。 ※本ツアーでは、お客様の安心・安全のために旅行傷害保険に加入しています。 |
| 主催・協力 | プログラム企画:一般社団法人 日高神鍋観光協会、一般社団法人 Climate Integrate 旅行企画・実施:一般社団法人豊岡観光イノベーション 協力:豊岡市 ※本ツアーデモ版の実施には、パタゴニア環境助成金を活用させていただいています。 |
「(仮)神鍋高原で限界チャレンジ!サステナブルを極めるツアー」デモ版
タイムスケジュール
※現在調整中のプログラムもあり、プラン内容は予告なく変更になる場合があります。また、記載されているお時間は目安であり、交通事情・天候などで変更になることがあります。ご了承ください。
※写真はイメージです。
10月23日
■9:35頃【①JR江原駅→②コウノトリ但馬空港 集合】
■10:15【オリエンテーション】@道の駅 神鍋高原
■10:30【神鍋山登頂】神鍋高原の歴史・文化/スキー場の視察
■12:00【昼食】道の駅サステナブル特別メニュー
■13:30【農業】※調整中
■15:00【チェックイン】@神鍋ハイランドホテル
■15:30【森林整備】アグリの森にて 「サステナ未来の森」体験
■18:00【入浴・休憩】
■18:30【夕食】森のめぐみ鍋
■20:00【フィードバック】
■21:00【1日目終了】
10月24日
■7:30【朝食】
■9:15【コウノトリの郷公園】コウノトリの見学
■11:00【加陽湿地】大規模湿地再生事業の見学
■12:00【昼食】ポムアンナのプラントベース弁当
■13:15【北村わさび】わさび農園の見学
■15:30【断熱】清滝小学校/志ん屋の見学(調整中)
■17:30【チェックイン】@神鍋ハイランドホテル
■18:00【入浴・休憩】
■18:30【夕食】プラントベースコース@和楽
■20:00【フィードバック/講義】気候変動のトレンドについて講義(平田仁子)
■21:00【2日目終了】
10月25日
■7:30【朝食】
■9:00【シンポジウム】ふりかえりと今後にむけて@神鍋ハイランドホテル(ともしび)
■11:00【3日目終了】
■【解散③】JR江原駅 11:51発(特急こうのとり14号 新大阪行き)
※オプションプラン
■12:10【昼食】出石にて昼食・自由散策
■14:15【玄武洞・ミュージアム散策】
■15:45【城崎/自由散策】
■【解散④】JR城崎駅 17:17発(特急はまかぜ6号 姫路経由大阪行き)
■【解散⑤】コウノトリ但馬空港 18:00発(JAL2326便 但馬18:00→伊丹18:40)
※現在、プランの最終調整につき、下記プランイメージについては作成途中となります。随時更新していく予定です(写真はイメージになります)。
10月23日
プランのイメージを見る


■集合場所(9:40)
集合場所はJR山陰本線「江原駅」とコウノトリ但馬空港。
ここまでの移動手段も、可能な限りCO2ゼロの移動を検討していただき、やむを得ない場合は、その理由と今後どうすれば実現するかを考えていただきます。
(※江原駅→コウノトリ但馬空港の順にお迎えにまわります。)
◆専門家モニターのみなさまへのお願い事項
- サステナブルツアーの目指すべきところを見据え、実際に体験しながらフィードバックをし、プランの改善への貢献
- サステナビリティに資する旅の準備
- 動きやすい服装等汚れてもよい靴・雨具、飲み物、その他各自の必要物
- プラスチック製品の持ち込み・購入なし
- ゴミを出さないようにする心持・移動のCO2排出を減らす旅程の検討
- 化学物質による人工的な香りの強い化粧品・柔軟剤などを使用しない



■オリエンテーション(10:15)
道の駅「神鍋高原」でオリエンテーション。
- なぜサステナブルツーリズムに取り組むのか。
- なぜ神鍋はチャレンジしているのか。
専門家モニターのみなさんには、このツアーを通して積極的な参加と、批判的な視点・クリエイティブなフィードバックにより、「神鍋は変われる!」というトリガーをいただきたいと考えています。


■神鍋山登頂10:30)
西日本最古のスキー場の1つといわれる神鍋高原のスキー場でも、温暖化により年間降雪量が減少し、それにともない宿泊者数が減少、宿泊施設が減少、そして現在担い手不足が問題となっております。
100年後の未来にも雪を残したい思いがある一方、温暖化に適応しながら産業の移行も進めなければいけません。
そこで雪のないスキー場をどのように活用できるか、参加者のみなさんのアイデアをいただきたいと思います。





※まずは地域の実態を把握し、以下のように分析しました。
・減少傾向にある降雪量 直近10年間の平均降雪量は1970年代の48%と半分以下に。降雪量が少なく、スキー場の営業日数が減ると、集客数も減少している。
・宿泊者数の減少 2010年代平均年間宿泊者数は2000年代の70%と3割減に。
・担い手不足 2000年に173軒あった宿泊施設の営業件数2023年に38%67軒に。また、宿泊業を営んでいる事業者のうち68%が事業承継が予定がなく、今後も減少していくことが予想される。
■昼食(12:00)
本モニターツアーでは、すべてプラントベースメニューを提供します。
1日目の昼食は、道の駅「神鍋高原」サステナブル特別メニューになります。
※食料システム全体では、世界の人為的な温室効果ガス排出量の約3分の1を占めていると言われており、なかでも工場式畜産を含む畜産業では、世界の温室効果ガスの14-18%をしめています。また、食分野における畜産は約60%、農業全体のうち畜産業は約80%占めているとされています。特に最大の排出源である牛肉を減らし、植物性の食材に変えるなど過剰摂取を減らすことで、食品関連の温室効果ガス排出量を6分の1(約15%)削減できる可能性があります。
■移動(13:00)
1日目の、地域内における移動手段には農業生産法人(株)Teamsの提供により、一部小型EVモビリティを利用します。
写真は電動の3人乗りのトゥクトゥクです。
※利用には運転免許証が必要です。

■農業視察(13:30)
現在調整中。

■移動(14:45)
■チェックイン(15:00)
本ツアーで宿泊する「神鍋ハイランドホテル」は、夏はすずしく冬はあたたかい、より快適なお部屋を提供するために、施設の一部を断熱改修しました。これは健康面に好影響であり、また断熱することでエネルギー消費を削減(省エネ)することで、地球温暖化対策に貢献します。

■アグリの森にて 「サステナ未来の森」を体験〜切って運んで森の再生(15:30)
チェックインを済ませた後、「遊びの中に学びがある」という理念をかかげるNPO法人かんなべ自然学校のご協力のもと、竹林整備を体験します。
また、夕食で使用するきのこ採集も予定しております。

■入浴・休憩(17:00)
■夕食(18:00)
夕食は、「ペンシオーネキタムラ」にて、アグリガーデンで採取したきのこを使った「森のめぐみ鍋」です。

■フィードバック(20:00)
- 取り組み紹介:神鍋高原の紹介やサステナブルツーリズム委員会の取り組みやビジョンの紹介
- フィードバック:初日のプランを体験し、良い点、改善点(スキー場の視察等)など今後に向けての意見交換

■1日目終了(21:00)
10月24日
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■朝食(7:00)
■移動(8:30)
2日目の移動は、公共交通機関の減便や団体客用の航続距離の長いEVが無いなどの理由から、マイクロバス(ガソリン車)を利用します。
今後、サステナブルツーリズムの水準を上げていくための最大の課題の1つは交通の脱炭素化です。
福祉用送迎車の空き時間の活用や公共交通機関へのEV導入の働きかけなど、参加者のみなさんと議論の時間をもつ予定です。
■コウノトリの郷公園(9:15)
豊岡市は、コウノトリの野生復帰に力を入れ、日本国内で絶滅したコウノトリを自然に戻す成功例を生み出しました。1971年に野生のコウノトリが絶滅した後、人工繁殖を経て、2005年からコウノトリの放鳥を開始。現在では自然界での繁殖も確認されています。
また、コウノトリが安全に住める環境を整えるため、農薬削減や無農薬米の栽培が推進されており、学校給食に「コウノトリ育む米」を導入するなど、地域全体で生物多様性の保全と環境教育に取り組んでいます。
ここではコウノトリの保護・繁殖を目的とした「コウノトリ郷公園」を見学します。
- 9:15 コウノトリ鑑賞
- 9:45 ビデオ鑑賞/ストーリーテリング
- 10:15 館内見学
- 10:30 文化館発

■加陽湿地(11:00)
豊岡市加陽にある加陽湿地では、大規模湿地再生事業に取り組んでおり、かつての出石川の周りの湿地のようにさまざまな生き物の生活の場を取り戻すことを目指しています。
さらに、かつての湿地を取り戻すだけでなく、その環境を保全し次世代に手渡していくために、国・市・地域が話し合い、今後の維持管理を含めた湿地再生の具体的な計画を策定、除草作業など実質的な管理を地元に委託するなど、地域資源を将来に渡り活用できるよう取り組んでいます。こうした取り組みから、地元小学校の環境学習の場としての活用をはじめ、コウノトリ野生復帰推進事業に賛同する民間企業のCSR活動の場としても関心を集めています。
再生した湿地には魚や昆虫をはじめ、多種多様な動植物が集まり、コウノトリも舞い降りてくるなど、豊かな湿地環境を間近で観察することができます。

■昼食(12:00)
ペンション 「ポムアンナ」によるプラントベース弁当を予定しております。
加陽湿地(交流館内)
■移動(13:00)
■北村わさび(13:15)

北村わさびは、兵庫県豊岡市の神鍋高原麓に位置する約300年の歴史を持つわさび農園です。享保年間(1716~1736年)から栽培が始まり、現在は日本一海抜の低いわさび田として知られています。この地域の特徴は、神鍋火山群の噴火により形成された豊富な湧き水で、毎秒700ℓ、年間13℃前後の安定した水温が、高品質なわさび栽培を可能にしています。北村わさびでは「ダルマ種」を60年以上自家採種し、地域の環境に適応したわさびを育ててきました。
その理念は、伝統的な栽培方法を守りつつ、地域の自然環境との共生と持続可能な農業の実践にありますが、近年は地球温暖化による水温の上昇や豪雨災害による土砂の流入などの影響を受けており、温暖化への対応が求められています。そのため、わさび栽培だけでなく、在来種の保存、クレソンの自然栽培、地域の子どもたちへの教育活動など、多面的な取り組みを行っています。
■移動(14:45)
■断熱改修の現状視察(15:00)

- 2023年10月に実施した地元清滝小学校での「断熱ワークショップ」の経緯とその後
- お宿「志ん屋」にて行った内窓の効果について
(現在調整中)
■移動(16:30)
■チェックイン(16:45)
「神鍋ハイランドホテル」

■入浴・休憩(17:00)
■夕食(18:00)
2日目の夕食は「神鍋山荘 和楽」にてプラントベースコースを予定しております。
■フィードバック(20:00)
- 気候変動のいま、これから:Climate Integrate代表理事の平田氏による「気候変動の現状や今後」についてのレクチャー
- フィードバック:2日目のプランを体験し、良い点、改善点など今後に向けての意見交換

■2日目終了(21:00)
10月25日
プランのイメージを見る
■朝食(7:00)
■シンポジウム(9:00)
神鍋ハイランドホテル(ともしび)にて、今回の研修ツアーのふりかえりと2025年に公式にリリースする本プランのアップデートに向けたディスカッション
専門家モニターの皆さんに加え、地域の住民や事業者、行政の方々も一緒に議論します。

■3日目終了(11:00)
■解散③(11:51)
JR江原駅 11:51発(特急こうのとり14号 新大阪行き)
※江原駅までお送りします。
■オプションプラン
お帰りを「城崎駅」と「コウノトリ但馬空港」を選択された方は、それまで間、以下のオプションプランか自由行動をお選びいただけます。
■12:10【昼食】出石にて昼食・自由散策
■14:15【玄武洞・ミュージアム散策】
■15:45【城崎/自由散策】
■解散④(17:17)
JR城崎駅 17:17発(特急はまかぜ6号 姫路経由大阪行き)
※城崎駅までお送りします。
■解散⑤(11:51)
コウノトリ但馬空港 18:00発(JAL2326便 但馬18:00→伊丹18:40)
※空港までお送りします。
